The Melt/メルト（グリルドチーズサンドイッチ）総合75点
元テック関係者が経営するグリルドチーズサンド専門店
グリルドチーズサンド専門のファーストフード店。サンフランシスコを本社とし、現在サンフランシスコ・ベイエリアを中心に11店舗、LAエリアに3店舗の計14店舗+フードトラックを展開している。The Meltという名前の由来はまさにチーズの “Melt(溶ける)” から来ている。写真はパロアルトのスタンフォードショッピングセンターの中にあるお店。ファーストフード店にしては可愛いカフェのような外観・内装・ロゴとなっており、女性客も多い。使っている食材は全てナチュラルかつ健康に良いものと謳っており、人工的なものは使っていない。
The Meltの創業者はフリップビデオカメラを作ったJonathan Kaplanでテック業界からフード業界への転身である。Meltの投資家兼取締役には初期のGoogle, Yahoo, Paypal, Linkedin, Zapposといった超成功事例に投資したことで有名なSequoia CapitalのMichael Moritzが含まれている。その他、取締役にはAppleのリテール部門のヘッドだったRon Johnson等が含まれている。The Melt含む、テック関係者から注目されているフード系スタートアップ7選についてはこちらの記事にまとめてある。
テック業界出身の経営陣らしく、オンラインやモバイルでのオーダーシステムに強い。事前にオンラインでオーダーするとQRコードが与えられ、それを店頭でかざすと調理が始まる。かざすお店はどこでも良く、店頭でかざすまで調理が始まらないので、熱々を食べることが出来るシステムとなっている。また、店内のボードに自分のオーダーが今何番目か表示されるようになっている。
こちらはチーズサンドをグリルするマシーン。
メニューはグリルドチーズサンドとスープが中心で、それを合わせたコンボメニュー等がある。
ドリンクはファーストフード店にしては珍しく、スパークリングワインやビール等のアルコール類が販売されている。
このお店はお店の中にあるもの全てがブランディングされている。例えば、この写真右二つのビアサーバーのような見た目のものはソフトドリンクが出てくるマシーンである。よくファーストフード店に置かれているお洒落さのかけらもないものとは大違い。
自家製アイスティー 1.95ドル（House Brewed Ice Tea $1.95）
カップを貰って自分で入れるスタイル。アメリカなのでもちろんおかわり自由。
コンボ 8.95ドル（The Combo -The ‘Shroom- $8.95）
サンドイッチは、サワードブレッドにスイスチーズ・マッシュルーム・グリルドオニオンをサンドしたもの。サワードブレッドといってもサワー感はほとんど感じないレベル。良く溶けたチーズとたっぷり入ったマッシュルームが美味しい。サンドの上に乗っている塩が、いい感じの塩加減をプラス。スープは二種類のトマトとバジルのスープ。こちらも美味しい。単品のサンドとスープをコンボにすると安くなるわけではなく、コンボにするとトッピングが追加されるイメージ。
メルト 4.75ドル、スープ 3.95ドル（The Melt -The Mission- $4.75, The Soup -Sweet Corn Tortilla- $3.95）
サンドイッチは、同じくサワードブレッドにペッパージャックという数種の香辛料をプラスしたチーズとハラペーニョというスパイシーな唐辛子をサンドしたもの。スープはいわゆるコーンスープ。サンド、スープともにコンボで頼んだものの方が美味しかった。単品のサンドのオーダーの場合は、トマトとハラペーニョは無料で追加出来る。
ドリンクとコンボの注文で約11ドル（税、チップ抜き）なので、ファーストフードとしては高めな価格設定。これを高いと判断するかどうかは使っているチーズのグレードによるだろうが、食べてみた感想としてはやはりちょっと高い気はする。しかし味は値段相応に美味しく、サンフランシスコのUnion Squareから徒歩圏内に4店舗程あるので、見かけたら立ち寄ってみてはいかがだろうか。
SF BiteBite’s評価（総合75点）
味 29点(40点満点)
コストパフォーマンス 15点(20点満点)
サービス 8点(10点満点)
雰囲気 8点(10点満点)
独創性 7点(10点満点)
清潔感 8点(10点満点)
The Melt（サンフランシスコ・エンバーカデロ店）
https://themelt.com/
1 Embarcadero Ctr
San Francisco, CA 94111
Mon-Fri 7 am – 9 pm
Sat 7 am – 6 pm
