Southern Pacific Brewing/サザン・パシフィック・ブリューイング(ブルワリー&バー)

マルチに活躍するクラフトビールブルワリー&バー

southern-pacific-brew-entサンフランシスコのミッション地区に2012年1月にオープンしたマイクロ・ブルワリー(小規模な地ビール製造所)兼バー。倉庫のような外観の建物は門をくぐるとアウトサイドの席とインサイドの席の二種類があり、更に2階席もあるかなり大きめのバーだ。午後4時以降には21歳以上の人しか入れなくなるため、いくつに見えようが入口でID提示を求められる。そのため、旅行者の方はパスポートをホテルに置かず、持参する必要があることに注意。また、それ以外の方も何らかのID提示が必要だ。

southern-pacific-brew-outsideこちらはアウトサイドの席。今の季節アウトサイドが気持ちいい。

southern-pacific-brew-insideこちらはインサイドの席。2階席にもバーがあるので降りてこなくてもオーダー可能。高い天井が特徴のお店のデザインを行ったのは、サンフランンシスコの有名コーヒーショップのフォーバレルコーヒーサイトグラスコーヒーと同じデザイナー。

southern-pacific-brew-barサザン・パシフィックでは、自家製のクラフトビールをそのままお店で提供している。そのため流通コストがかかっていないせいかビールが安いのだ。生中サイズのクラフトビールが3-5ドルとなっており、ピッチャーも11ドル〜と他のバーと比較してかなり安い。

southern-pacific-brew-menuこちらが本日のメニュー。ハウス・ブリュード(House Brewed)と書かれた自家製ビールが7種と、ゲスト・ビア(Guest Beer)と書かれた自家製以外のクラフトビール12種を取り扱っており、だいたい約20種類程のビールがドラフトで飲めるようになっている。また、フル・バーを備えているので、カクテルやワイン類も豊富に置かれている。

southern-pacific-brew-artミッション地区らしい絵が飾られた店内は休日の5時頃には満席で、座れない人もいる程。

southern-pacific-brew-beer2スタウトビール 5ドル(Anderson valley brewery oatmeal stout $5)
ゲストビールからダークのスタウトをセレクト。このアンダーソン・バレーのスタウトはビール好きの間で有名なビールの1つだ。色から想像すると結構苦そうな感じがするが、オーツ麦が入っているせいか飲んでみると意外と苦くなく、むしろ甘くて麦のローストした香りが残る。アルコールは5.8%。

southern-pacific-brew-beerエクストラ・ペールエールビール 4ドル(California Blonde $4)
こちらはハウス・ブリュードの中からセレクト。ドイツのピルスナーの麦芽と北アメリカの大麦をベースにして作られているというゴールデンカラーのビール。フルーティな香りで飲みやすく、万人にウケそうなタイプ。アルコールは5.6%。

southern-pacific-brew-wine上の写真は別のタイミングで友人の誕生日パーティで訪問した際にオーダーしたワインの写真。このお店はやはりビールがメインなので、ワインを注文すると写真のように、ちょっと残念なグラスで飲むこととなる。

お支払いはオープン?クローズ?

southern-pacific-brew-credit余談ではあるが、アメリカのバーで支払いの際にクレジットカードを渡すと、よくオープン?とかクローズ?(Do you wanna keep it open / close?)と聞かれる。何のことかさっぱり分からなくならない為に、事前に覚えておいていただきたいバーでの支払いの仕組みである。オープンというと、その場で支払いはせず、次回注文時は名前を言うだけでオーダー出来るという、いわゆるツケの仕組みである。逆にクローズというと、その都度支払いを行うので、その後オーダーする際は毎回現金やクレジットカードを出すということとなる。また、バーでは勘定のことをCheckとかBillとか言わずにTabという単語を常用することも覚えておきたい。

このお店では10ドル以上購入するとオープンにすることが出来る。オープンはいわゆるツケなので、支払いをせずに帰ってしまうのを防止するため、初回注文時にクレジットカードを預けないといけない。オープンは便利な仕組みなのだが、酔っぱらって帰る頃であっても、きちんとお会計の〆をして、クレジットカードを返却してもらうのを忘れないようにしなければいけない。

食事はハンバーガーやサンドイッチ、ピザ等の軽食が中心。前回訪問時小腹が空いた時にフレンチフライを注文したが量が多いので、1人前をシェアで十分だった。このお店の使い勝手がいいところは営業時間が長く、ランチから深夜まで営業しているところ。サンフランシスコではレストランはわりと早く閉店してしまうお店が多いので、深夜まで営業しているこちらのお店は2軒目、3軒目として、また、昼間から美味しいクラフトビールを飲むスポットとして活躍すること間違い無しだ。

※食事を注文していないので、評価は対象外とする

Southern Pacific Brewing(サンフランシスコ・ミッション地区)

http://www.southernpacificbrewing.com/
620 Treat Ave (between 19th St & Mistral St)
San Francisco, CA 94110
(415) 341-0152
Mon-Wed, Sun 11 am – 12 am
Thu-Sat 11 am – 2 am