Mr. & Mrs. Miscellaneous/ミスター&ミセス ミセレイニアス(アイスクリーム・スイーツ)総合77点
元倉庫街の新進アイスクリームショップ
サンフランシスコのドッグパッチ地区という、近年倉庫街からのグルメなエリアへと開発が進んでいるエリアに2010年にオープンしたアイスクリームショップで、この何段にも重なったアイスクリームの看板が目印。このお店のロケーションは絶品グルメバーガーのSerpentine(サーペンタイン)や注文が入ってから作るフレッシュジュースショップのSow(ソウ)の向かいにあるので、併せて一気に立ち寄ることが出来る。
レストランでペストリーシェフをしていた二人がオープンさせたお店で、店内は他のサンフランシスコの有名アイスクリームショップ(Bi-Rite Creamery, Smitten, Humphry Slocombe)より随分きれいで、座ってゆっくり出来る席もちゃんと用意されている。
ここはアイスクリームがメインなのだが、元ペストリーシェフが作るクッキーやキャラメルのスイーツ等が美味しいことでも知られている。それらは全てこのドッグパッチのお店の奥で作られている。
材料に使っている生クリーム・ミルクはサンフランシスコで一番人気のアイスクリームショップBi-Rite Creamery(バイライトクリーマリー)と同じくStraus Family Creamery(ストラウスファミリークリーマリー)のもの。常時10種類程のフレイバーが季節やその日毎に用意されているのだが、中々個性的なフレイバーで、ピンクスクイレル(アーモンドリキュール味)やホワイトラビット(コンデンスミルクとホワイトチョコレート味)といった一見すると何のフレイバーなのか良く分からないものも多々ある。
シングルが3.15ドル、ダブルが5ドル、トリプルが6ドルと、バイライトに比べるとちょっとだけ高めな値段設定。自家製コーンやトッピングの追加は各1ドルとなっている。お持ち帰り用はPints(473ml)が8.99ドル、Quarts(946ml)が17ドルなので、こちらもバイライトと比較すると1-2ドル高い。
アイスクリームダブル 5ドル(Salted Mango & Mascarpone $5)
ソルティッドマンゴーとマスカルポーネのダブルを注文。マンゴーはもっとマンゴーたっぷり入ってシャーベット系の仕上げの方が好み。マスカルポーネは結構美味しい。
アーモンドブリトル 14ドル(Almond Brittle $14)
元ペストリーシェフが作る評判のお持ち帰りデザート類も注文。Brittle(ブリトル)とはもろい、壊れやすいという意味で、ナッツが入ったカラメル生地をバット等に流して固め、割って頂くキャンディー。サンフランシスコで大流行中のメゾンのジャー(大きいサイズ)に入っている。普通に美味しいが、これで14ドルはちょと高いかなという印象。
クッキー 2.5ドル(Peanut Brittle and Brown Suger Cookies $2.5)
先ほどがアーモンドブリトルだったのに対して、こちらはピーナッツブリトルが入ったブラウンシュガークッキー。写真では分かりにくいかもしれないが、かなりの大判サイズ。結構甘めなので、日本人にはちょっと甘過ぎると感じるだろう。
ピーナッツバターモルトボール 8.5ドル(Peanut Butter Maltballs $8.5)
3層構造になっており、中はクランチーな麦芽入りMaltballで、外側をピーナッツバターとチョコレートでコーティングしている。袋の中に1パウンド(約450g)入っている。これもちょっと私には甘過ぎる。
サンフランシスコの他のアイスクリームショップと比較すると、店内は清潔でお洒落だが、味という観点でいくとやはりバイライトクリーマリーやハンフリースロコムには及ばない。サーペンタインの帰り道に寄るスポットとしては使えるだろう。
SF BiteBite’s評価(総合77点)
味 28点(40点満点)
コストパフォーマンス 15点(20点満点)
サービス 8点(10点満点)
雰囲気 9点(10点満点)
独創性 8点(10点満点)
清潔感 9点(10点満点)
Mr. and Mrs. Miscellaneous(サンフランシスコ・ドッグパッチ地区)
699 22nd St (between Illinois St & 3rd St)
San Francisco, CA 94107
(415) 970-0750
Wed-Sat 11:30 am – 6 pm
Sun 11:30 am – 5 pm