Miette/ミエッテ(ケーキショップ)総合79点
サンフランシスコでパリのマカロンを
こちらはフェリービルディング内の店舗。他にサンフランシスコ市内やオークランド等に3店舗を構える。Mietteは2001年にバークレーのファーマーズマーケットで産声をあげた。こうやって創業時の開店場所を見ているとオークランドやバークレーのファーマーズマーケットから成功している例が多い。Mietteは創業者のMeg RayとCaitlin Freemanという女性がヨーロッパを訪れた際にパリのパティスリーからインスパイアを受けたことをきっかけとしてスタートしている。
余談ではあるが、このCaitlin Freemanは有名なBlue Bottle Coffee創業者のJames Freemanの奥様だ。2002年にバークレーのファーマーズマーケットで出会ったことがきっかけのようで、現在彼女はミエッテの権利を売却しBlue Bottle Coffeeに専念している。
パリジャンマカロン・チョコレートエクレア・ジンジャーブレッドカップケーキ・モーニングバンといったメニューがこのお店の人気商品。Mietteはフランス語でパン粉の意味。
看板にはStraus Family Creameryを使用の文字が。サンフランシスコでの美味しいスイーツ作りに欠かせないオーガニックミルク製品だ。
店内はラデュレのような可愛らしさ。カラーもどことなく似ている。
この日はValentine’s Dayの当日であったため、ショーケースの中はほとんどガラガラ。そのせいもあってか、並んでいた人達はみなマカロンを購入。どのみちマカロンと比較するとどうしても甘そうでアメリカンに見えるケーキやカップケーキは敬遠してしまう。
この日のマカロンは全部で7種類。よくあるカラフルなマカロンと違って、着色料を使っていないナチュラルな色とオーガニック材料から作られるマカロンは食意識の高いサンフランシスコらしくて良い。また、無造作にジャーの中に入れた展示も可愛い。Chocolateを除いた6種類を購入。一個$1.85、箱代は$0.1。
- Chocolate-Orange
- Grapefruit
- Hazelnut
- Pistachio
- Rose Geranium
- Vanilla
確かにパリを彷彿とさせるようなマカロン。サクッとした外側に中がしっとりとした生地、間のクリームも甘すぎず良い意味でアメリカっぽくないマカロンである。全体的にどれも美味しいが、季節商品のGrapefruitだけはまだ未完成と感じる味だった。
店内でNY・ブルックリン発のMAST BROTHERS(マストブラザース)のチョコレートを発見。サンフランシスコという土地では地元のお店の品を置くことはあってもNYの品を置くことは稀なので、MAST BROTHERSのチョコレートを試したい場合はこちらで。値段は$10ほど。
平日ではあるが、ファーマーズマーケットが出ていたこともあり、今日もFerry Buildingは人で溢れかえっている。サンフランシスコで美味しいマカロンを食べたい時にお勧めのお店である。
SF BiteBite’s評価(総合79点)
味 32点(40点満点)
コストパフォーマンス 16点(20点満点)
サービス 8点(10点満点)
雰囲気 8点(10点満点)
独創性 7点(10点満点)
清潔感 8点(10点満点)
Miette(Embarcadero地区)
https://www.miette.com/
1 Ferry Bldg, Ste 10
San Francisco, CA 94111
Mon-Fri 9 am – 7 pm
Sat 8 am – 7 pm
Sun 10 am – 5 pm