ファーストフードなのにグルメなバーガー IN-N-OUT BURGER/インアンドアウトバーガー（ハンバーガー）総合80点

ファーストフードなのにグルメなバーガー

In-N-Outの読み方はインアンドアウト又はイネナウトと言った方が現地っぽい。
1948年カリフォルニア州ボールドウィンパークにて Harry Snyderと彼の妻のEstherによって創業されて以来、現在のところカリフォルニア、アリゾナ、ネバダ、ユタ、テキサスの5つの州に展開している。現在のオーナーは創業者夫婦の唯一の孫娘である Lynsi Torres。彼女は2012年に30歳でこのサクセスフルなバーガーチェーンのオーナーとなり、アメリカで最も若い女性ビリオネアとして話題となった。2013年2月時点で18,000人の従業員と281店舗を有している。
In-N-Outのこだわりは食材を一切冷凍せず、冷蔵のみを使用し、オーダーが入ってから作るという徹底したフレッシュさが売りとなている。そのため、地域のIn-N-Outディストリビューションセンターから輸送に1日以上かかる場所には店舗が無い。またフランチャイズ展開を行わず、東海岸への進出も慎重で、株式の公開もしていないプライベート企業。投資家からの圧力も無いので、従業員に対する待遇も良い。通常のファーストフード店であれば最低賃金程度しか支払われないが、インアンドアウトでは最低賃金を大きく上回る時給$10（カリフォルニアの例）からスタートする。
こういった企業姿勢と味の良さから、根強い顧客層を獲得しており、顧客満足度No.1 ファーストフードチェーンとの呼び声も高い。

メニューは驚くほどシンプルで、フード系はダブルダブル（ダブルチーズバーガー）、チーズバーガー、ハンバーガー、フレンチフライの4つしかない。それ以外にドリンクメニューとセットメニューがあるだけだ。価格も安い。

チーズバーガー　2.30ドル（Cheeseburger $2.30）
パティ、チーズ、トマト、レタスがデフォルトで付いてきて、オニオンは入れるか入れないかをオーダーの際に聞かれる。単純にYesと言うと生のオニオンが入ってくるので、私はいつもグリルドオニオンに指定する。そうすると写真のようにグリルされたオニオンとなる。パティは100％ビーフで、充填剤・保存剤は無添加。ソースは、Spreadと呼ばれるサウザン・アイランド・ドレッシングに似たもので、近いところでいうとモス野菜バーガーのオーロラソース（サウザンソース）か。もちろん美味しい。

フレンチフライ　1.50ドル（French Fries $1.50）
こちらも冷凍無しのポテトを店頭でカット・100％ピュアなコレステロールフリーオイルでフライされる。サーブされる時点では塩味はとても薄い状態で出てくるので、好みに応じて、塩や胡椒、ケチャップ等を付けて食べる。

SF BiteBite’s評価（総合80点）

味 31点(40点満点)
コストパフォーマンス 19点(20点満点)
サービス 8点(10点満点)
雰囲気７点(10点満点)
独創性 8点(10点満点)
清潔感 7点(10点満点)

In-N-Out Burger San Francisco（フィッシャーマンズワーフ）

http://www.in-n-out.com
333 Jefferson St (between Jones St & Leavenworth St)
San Francisco, CA 94133
Sunday – Thursday 10:30 a.m.-1:00 a.m.
Friday 10:30 a.m. – 1:30 a.m.
Saturday 10:30 a.m. – 1:30 a.m.