Hog Island Oyster Co/ホグ アイランド オイスター(オイスターバー)総合78点

ベイブリッジを眺めながらのオイスターバー

hog4サンフランシスコの有名スポット、フェリービルディングの人気店、ホグ・アイランド・オイスター。常時5-6種類の生カキが用意されており、6ピースから注文できる。全ての種類の牡蠣をミックスしたメニューもあり、色々食べ比べが出来る。行列が出来ていることもしばしば。(注:2014年春まで改装工事中で閉店している)
hog5このお店は屋内と屋外の両方に席がある。屋内の席はカキを開いているところが見られるカウンターテーブルになっており、屋外はベイブリッジが眺められる特等席だ。天気の良い日は(ハトに気をつけつつ)屋外も良いだろう。
hog3下のベイブリッジの写真は屋外席からの眺め。同じくベイブリッジが眺められる絶景オイスターバー・レストランのWaterbar(ウォーターバー)と比較すると遠くに見える。hog1トマレス湾(Tomales Bay)というサンフランシスコから車で北に約1時間半のところにこの会社の牡蠣の養殖場があり、そこから毎日フレッシュなものが運ばれてくる。トマレス湾にはホグ・アイランドの牡蠣BBQ場があり、とれたての牡蠣を生もしくは自分で焼いて楽しむことが出来るようになっている。BBQの予約はこちらから。

一般に牡蠣のシーズンは冬だが、トマレス湾は年中水温が冷たいことと適切な温度管理により年中養殖が可能だという。現在世界消費量の95%が養殖牡蠣である。1983年にマーシャル(Marshall)というトマレス湾沿いの町でスタートした、小さなホグ・アイランド・オイスターは現在年間300万個のオイスターを出荷するまでに成長している。

ところで、サンフランシスコの近郊ではよく”クマモト”という牡蠣を目にする。これは1946年頃に熊本県八千代市鏡町からアメリカに輸出された牡蠣の子孫が、現在アメリカ西海岸でクマモトの名で養殖されている。小振りながら味が濃く、クリーミーとしてアメリカ市場で最も人気のある高級牡蠣(by Wiki)で、この会社でも養殖されている。

hog7値段は6ピースで15-18ドル(牡蠣の種類による)、12ピースで27−32ドルといったところだ。一緒にサーブされるサワードブレッドは同じフェリービルディング内で3軒隣にあるバークレー発祥の有名パン屋 アクミブレッドのもの。サワーかつ外側がクランチーで、もちろん美味しい。このようにフェリービルディング内では、自分達の専門以外の部分(オイスター会社にとってパンは専門ではない)を、同じフェリービルディング内というごく限られた狭いエリアの中から調達している姿を良く見かける。これもサンフランシスコ食文化の、地域に根付いたビジネスのやり方の一つだ。

お勧めはHappy Hour

クマモトももちろん美味しいのだが、このお店で一番お勧めなのがハッピーアワーだ。
月・木曜日の午後5時から7時では『Hog Island Sweetwater』というトマレス湾で育ったオイスターが1ピース 1.25ドル(通常の約半額)となり、その他数種類のアペタイザーとワイン・ビールなどがハッピーアワー価格となる。牡蠣を沢山楽しみたいならば是非このタイミングを狙ってみることをお勧めする。

hog写真はそのハッピアワーのオイスター2ダース。サイズはミディアム程だろうか。全然臭みが無く、クリーミーでフレッシュそのもの。ハッピーアワーは若干混雑が予想されるが、このコストパフォーマンスは狙って訪れる価値があると思う。尚、先ほど紹介した絶景オイスターバー・レストランのWaterbarでもハッピアワーをやっている。

SF BiteBite’s評価(総合78点)

味 31点(40点満点)
コストパフォーマンス 16点(20点満点)
サービス 9点(10点満点)
雰囲気 8点(10点満点)
独創性 7点(10点満点)
清潔感 7点(10点満点)
※相対評価により点数見直し 2014/3/7

Hog Island Oyster Co(Ferry Building店:Embarcadero地区)

http://www.hogislandoysters.com
1 Ferry Bldg, Shop 11
San Francisco, CA 94111
Mon-Fri 11:30 am – 8 pm
Sat-Sun 11 am – 6 pm

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