サンフランシスコ随一のアルチザンチーズショップ Cowgirl Creamery/カウガールクリーマリー

サンフランシスコ随一のアルチザンチーズショップ

サンフランシスコで最も人気のあるチーズショップといって間違い無いだろう。地元産やオーガニックにこだわった美味しいお店ばかりを集めたフェリービルディングに入居している。

とにかく種類が豊富で、チーズのセレクトも確かなので、どれを買うか迷ってしまう。

このお店の良いところはセレクションもそうだが、何でも試食をさせてくれるところ。リクエストをするとその場でカットして試食をくれるので、自分の好みのチーズを見つけられる。

Cowgirl CreameryはSue ConleyとPeggy Smithというもともと学生時代からの友人の2人の女性から始まった。それぞれ自分のキャリアをSue ConleyはバークレーにあるBette’s Oceanview Dinerというレストランで共同経営者として、Peggy Smithはカリフォルニア料理の超有名店Chez Panisseで17年間シェフをした後、1997年に最初のお店をPt. Reyes Stationというサンフランシスコから北に約1時間ドライブした先の小さな町で、小さな工場兼店舗をスタートさせた。Straus Family Creamery（ストラウスファミリークリーマリー）というアメリカで初めてオーガニック100％の酪農家として認定されたところからミルクを購入し、それぞれのミルクの持つ特徴を活かした、本当に美味しくて、かつ環境にも優しいアルチザンチーズ作りをスタートさせた。また、他のチーズメーカーが作るチーズも積極的に取り入れ、現在では60以上のアメリカとヨーロッパのアルチザンチーズメーカーから200以上のチーズを仕入れている。彼女達が作るチーズは今ではファーマーズマーケットやレストラン、Whole Foods等500以上のお店で取り扱われており、直営店はフェリービルディングと、オリジナルのロケーションであるPt. Reyes Station、ワシントンD.C.の3店舗となっている。

このお店での私のお気に入りチーズをご紹介する。

コンテ（Comte Reserve des Granges）
先日チーズスクールで試食をして以来お気に入りのAOCチーズ。生の牛乳を使って、15ヶ月熟成したプレストチーズ。ちょっと塩気があって、ナッツのフレイバー。
共同オーナーのペギーはフランスのJura Mountainsという地域から仕入れているエセックスコンテ（Essex Comte）という別の種類のコンテの方がフェイバリットのようなので次回はそちらも試してみたい。

ワゴンホイール（Wagon Wheel）
カウガールクリーマリーで作られているセミハードチーズ。ストラウスのオーガニックミルクを加熱利用し、2ヶ月熟成させて作られる。料理など日々の利用にちょうど良い感じで、溶けるとリッチでまた抜群。

ロックフォール（Roquefort）
フランスのPyreneesという地域から仕入れているチーズ。ブルーチーズの中でもクリーミーかつ塩気が強いリッチなロックフォールをワインと合わせるのがお気に入り。フレッシュな羊乳を使い、7ヶ月熟成して作られる。

他にもチーズに合いそうなおつまみや、ジャム・持ち帰り用バッグなどが販売されている。チーズ好きなら必ず訪れることをお勧めするお店だ。

Cowgirl Creamery Sidekick Cafe

カウガールクリーマリーの隣では、ちょっとしたイートインのカフェスペースがあり、そこでチーズプレート・グリルドチーズ・サンドイッチ・サラダ・スープなどの軽食を提供している。

トマトスープ　5.75ドル（Old Fashioned Tomato Soup $5.75）
トマトスープの上には自家製のクレームフレーシュ（サワークリームの一種）とクルトンがのっている。トマトの酸味とフレッシュ感が残った美味しいスープ。

グリルドチーズ　7.75ドル（Grilled Cheese $7.75）
日替わりのグリルドチーズ。本日は先ほど紹介したWagon Wheelという種類のチーズにカラメル状にしたオニオンをサンド。いい材料を使って適切に調理して美味しくならない訳が無い。今まで食べたグリルドチーズサンドの中で一番美味しいかも。パンは同じフェリービルディング内のAcme Breadから仕入れている。