City Beer Store/シティビアー・ストア(ビアショップ&バー)

サンフランシスコ随一のクラフトビールセレクション

city-beer-store-entシティビアー・ストアはサンフランシスコで結構有名な場所である。オープンは2006年5月で、ここの特徴は何より豊富なビールの品揃え。

city-beer-store-beer-selection世界中から集まった500-700種類のクラフトビールが壁一面に飾られており、そのビールどれでも店内で飲むことが出来る(但し、冷えてないものもあるので、冷蔵庫から選んだ方がいい)。現在クラフトビールが至る所で作られているビール天国アメリカの、ローカルのマイクロ・ブルワリー(小規模な地ビール製造所)の取り扱いも豊富。
city-beer-store-corkage料金が明瞭会計で、ビールの種類に関わらず、1-12.9オンス(380ml)までは、ビール代に1ドルの抜栓代を追加、13-22オンス(380-650ml)までは2ドル追加、23オンス以上は3ドル追加となっている。

city-beer-store-menuそれに加えてドラフトビールの種類は定期的に替わり、10-15種ぐらいが用意されている。

city-beer-store-bar店内はワインバーのようなカウンタースタイルでその他テーブル席がいくつかある。

city-beer-store-quibbleドラフトビール 8ドル(Sante Adairius Little Quibble $8)
カリフォルニア産のアルコール度数4.8%と低めのこちらのセゾンビール(ベルギー発祥のビールの種類)は、飲むとびっくりする程スモーキーでまるでスモークしたベーコンが中に入っているような印象を受ける。スモーキー過ぎてそんなに好みじゃなかった。

city-beer-store-cafe-racerドラフトビール 5ドル(Beer Republic Café Racer 15 $5)
こちらもカリフォルニア産のものなのだが、ヒールスバーグというサンフランシスコから車で1時間半ほどのワインの生産地で有名な地で生産されている。アルコール度数は9.75%と高めのダブルIPAビール。IPAというと結構苦めなイメージがあるが、こちらはフルーティでシトラスのようなフレイバーがあって飲みやすい。数々の賞を受賞しているブルワリーのようだ。

ここから先は持ち帰りで購入したビールを自宅で開栓したもの。

city-beer-store-hitachino常陸野ネスト ホワイトエール 13.99ドル(Hitachino White $13.99)
クリアではなく、日本酒におけるにごり酒のような、うすく濁った淡色のにごりビール。味的には柑橘系の香りに、オレンジのようなさっぱりした酸味がある。配合にハーブやスパイスなど加えて独特の味を出しているようだ。確かに美味しい。
サイズは750mlでこの価格なので、普通のビールより値段は高めにも関わらず、全米のビールファンの間で非常に人気のある常陸野ビール。サンフランシスコの高級レストランでも、高級ワインと堂々と肩を並べて置かれている。アサヒ・サントリー・キリン等の大手がアメリカ市場に入り込めていないのに対して、茨城県那珂市の木内酒造というマイクロ・ブルワリーが製造しているクラフトビールがこのように全米で有名なのは驚くべきことである。ワールド・ビア・カップ金賞受賞のこちらのビール、日本に住んでいる方は日本で飲んだ方が安いので、日本で飲んだ方がいいのだが。

city-beer-store-malheurマルール 10 $11.99(Malheur 10 $11.99)
もう1つはベルギービール。アルコールが10%とかなり高めながら、飲んだ瞬間はとてもフルーティで、後味でアルコールが来るのだが、アルコール度数10%とは思えない感じ。これもリピートしたいと思うようなかなり好みのビール。

ビール好きの方はもちろん、店員さんに日本人とアメリカ人のハーフの方がいて、堪能な日本語で色々紹介してくれるので、クラフトビールのことがあまり分からないという方でも楽しめる場所だろう。カフェでの休憩代わりに昼間から好みのビールを見つけて空けるのもいいものだ。

ここで醸造しているビールは無く、フードもほぼ無いので評価は対象外とした。

City Beer Store(サンフランシスコ・ソマ地区)

http://citybeerstore.com/
1168 Folsom St (between Hallam St & Langton St)
San Francisco, CA 94103
(415) 503-1033
Mon 5 pm – 10 pm
Tue-Sun 12 pm – 10 pm