Blue Bottle Cafe/ブルーボトルカフェ(コーヒーショップ・カフェ)総合83点
コーヒー好きにたまらないお勧め朝食スポット
サンフランシスコで大変人気のあるコーヒーショップで、“Apple of coffee”つまり、コーヒー界のAppleと言われているブルーボトルコーヒー。こちらの記事と続けてお読み頂きたい。サンフランシスコベイエリアに6店舗を構えるブルーボトルコーヒーが唯一カフェメニューを提供しているのが、こちらのミントプラザのお店である。しかもここは他のお店には無い、コーヒー好きにはたまらないコーヒーギアで溢れている。
カフェメニューはお店の営業時間とは異なり、平日が朝食(8 a.m.-11 a.m.)とランチ(11:30 a.m.-2:30 p.m.)、土日がブランチ(9 a.m.-2 p.m.)となっている。時間帯によりメニューがそれぞれ若干違うため、お目当てのエッグベネディクトを食べるべく、平日の朝9時に訪問。平日の朝9時とは思えない行列っぷりである。
といってもオーダーのみの列なので、待ち時間はそんなに長くない。先にカウンターでオーダーして、席で待つスタイル。
ブルーボトルカフェではそんなに大きくないお店ながらキッチンを構え、地元産でオーガニックかつサステイナブルな食材のみを使用したカフェメニューを提供している。
レジ横に並んでいるクッキー類も美味しいのでおすすめだ。特に私のお気に入りはオリーブオイルショートブレッドクッキー。
C.O.E.サイフォンコーヒー 6ドル(TCA-3 Siphon Pot with Breakfast $6)
コーヒー豆の栽培者にとって大変名誉ある、C.O.Eつまり “カップオブエクセレンス” を獲得したブルンジのPierreというコーヒー豆を利用し、日本製のハリオ社のサイフォンコーヒーメーカーのTCA-3でいれたコーヒー。5分以上かけて丁寧に作られるコーヒーは流石の美味しさで、豊かなアロマの香りにイチジクの酸味とちょっとココアを感じる。週変わりでシングルオリジンのサイフォンコーヒーが3種類用意されている。サイフォンとシングルオリジンのエスプレッソは提供時間が限られており、平日は8 a.m.-12:30 p.m. と 1 p.m.-3 p.m.、休日は9 a.m.-12:30 p.m.と1 p.m.-3 p.m.となっている。
サイフォンの下部を温める機器がUCC上島珈琲と同じだな、と思っていると、やはり同じ光サイフォンだったようで機器に “Blue Bottle Café would like to thank UCC Ueshima Coffee Company” とのクレジットが。
ブルーボトルベネディクト 12ドル(Blue Bottle Benedict $12)
分厚くカットされた有名ベーカリーのAcme Breadのパンの上に、Prather Ranchという北カリフォルニアにあるオーガニックの牧場のハムを乗せ、その上にソノマにあるJudy’s Family Farm産のオーガニック卵のポーチドエッグが2個とベシャメルソース、仕上げにBeemsterという種類のチーズがかかっている。ポーチドエッグを割ると中から黄身が溢れてきて、これをちょっとソースとぐちゃっとさせて、パンとハムとに付けていただくともう最高。Acme BreadもPrather Ranchもフェリービルディングに入居している。
シナモンフレンチトースト 8.5ドル(Cinnamon French Toast add Strawberries $8.5)
こちらもAcme Breadのパンを使ったシナモンフレンチトースト。ふわふわ系なので全然重くなく、ストロベリーを付けると更にライトな感じでどんどん食べれる。
付いているメープルシロップは100%ピュアなMead and Mead’sというブランドのもの。
このお店特有のスペシャルコーヒー器具たち
ブルーボトルコーヒーのミントプラザ店にだけある数々の新旧を上手くミックスしたコーヒーメーカー達をご紹介する。
ハリオ(Hario)製サイフォンメーカーとUCC製光サイフォン
日本メーカーのタッグによるサイフォンバー。アメリカにサイフォンバーと光サイフォンを導入したのはブルーボトルコーヒーが初なのだそう。
オージ(OJI)製ウォータードリッパー
水出しコーヒーを淹れる機器。目の前で見ると結構大きく迫力がある。このインテリアとしても綺麗で繊細な機器を使い、”Kyoto Style Iced Coffee” という香り高いアイスコーヒーを抽出している。このオージという会社は墨田区の会社で、”世界で見つけたMade In Japan” というタイトルで、ブルーボトルコーヒーとオージのウォータードリッパーの出会いのストーリーがテレビで紹介されたようだ。
ラ・サンマルコ製(La San Marco)製レバー式エスプレッソマシーン
この美しいカッパー色のエスプレッソマシーンはブルーボトルコーヒーの最初のエスプレッソマシーンで、1970年代のもの。年代ものなのでたまに壊れるようだが、ここからシングルオリジンのエスプレッソやマキアートが提供される。
上記以外にも他のブルーボトルコーヒーショップでお馴染みのLa Marzoccoのエスプレッソマシーンや、ドリップコーヒー等が置かれている。これを見ているとオーナーのJames Freeman(ジェームスフリーマン)氏が本当に美味しいコーヒーを追求していった結果、こんなにコーヒーギアが集まってしまったみたいな感じがする。私の家では、コーヒー豆は自家焙煎をし、コーヒーガジェットもドリップ・サイフォン・フレンチプレス、とかなり色々あるがやはりここにはかなわない。
コーヒーだけでなくフードメニューも美味しく、サンフランシスコの朝食スポットとして大変おすすめのお店である。
SF BiteBite’s評価(総合83点)※前回から据え置き
味 32点(40点満点)
コストパフォーマンス 16点(20点満点)
サービス 9点(10点満点)
雰囲気 8点(10点満点)
独創性 9点(10点満点)
清潔感 9点(10点満点)
Blue Bottle Cafe(サンフランシスコ・ユニオンスクエア地区)
http://www.bluebottlecoffee.net/
66 Mint St (between Jessie St & Mission St)
San Francisco, CA 94103
(415) 495-3394
Mon-Fri 7 am – 7 pm
Sat-Sun 8 am – 6 pm