Bi-Rite Creamery/バイライト・クリーマリー(アイスクリーム) 総合84点
サンフランシスコで一番人気のアイス
私自身もこのお店の大ファンだ。たとえ真冬であっても行列ができる、夏になって陽気が良くなると地元の人達の憩いの場であるドロレスパーク(Dolores Park)で散歩や日向ぼっこをしたついでに寄る人でごった返し、1時間以上の待ち時間になったりする。アメリカ人はあまり待たないと思っている方もいるかもしれないが普通に1時間待ったりする。といっても夏場の休日でなければ回転が良いのであまり長く待つ必要は無い。
あまり日本人観光客の姿を見かけないのは、Missionというこの地区に立ち寄るチャンスが無いのかもしれない。しかし、美味しいレストランとカフェが多いこの地区は是非立ち寄って欲しいエリアである。
店内に入ると冷凍ショーケースに手書きでフレイバーの味が表記されている。どれもオーガニック、地元食材を使ったユニークな手作りフレイバーで、もちろん安定剤・香料など使用していない。季節に合わせてフレイバーが変わることも楽しみの一つ。使用している生クリーム・ミルクはオーガニックのStraus Family Creamery(ストラウスファミリークリーマリー)のもの。
フレイバーは常時15−20種類程あって迷ってしまうが、注文前に試食をくれる。込み具合にもよるだろうが、2、3フレイバーはテイスティングが出来るので自分の好みの味を見つけて欲しい。
テイスティング用のスプーンは使い捨てのプラスチックではなく、金属製のスプーンを利用している。それによって、年間50万個ものスプーンゴミの削減をしているようだ。
塩キャラメル、アールグレイ 3.5ドル(Salted Caramel & Earlgrey 2 Scoops $3.5)
大変クリーミーなベースのアイスに、キャラメルの焦げた苦味と、ほんのり塩味がして大変美味しい。今まで食べた塩キャラメルアイスクリームの中で一番美味しいと思う。アールグレイ(冬限定)も本当にアールグレイを飲んでいるかのような濃厚さ。とにかくここのアイスクリームは一度食べれば分かるのだが、本当にクリーミーで病み付きになる。
このバイライト・クリーマリーの向かいは食料品を販売しているバイライト・マーケット(Bi-Rite Market)だ。
もともとこのアイスクリームショップのオーナーであるAnneとKrisという二人の女性はバイライト・マーケットに2002年からペストリーを提供し始め、2006年に向かいのビルが空いていることを見つけ、一からレシピを考案して出来た枝分かれ的存在。厳選したオーガニック食材が並ぶバイライト・マーケットも地元の人に大人気のお店だ。
2012年には、アイスクリームのレシピ本を出版。5種類以上の食材を使うことは稀で、小難しい材料は一切使っていない。
Sweet Cream and Sugar Cones: 90 Recipes for Making Your Own Ice Cream and Frozen Treats from Bi-Rite Creamery
その為、家庭でもあの味を再現出来るかもしれないと思い、早速購入してみたのだが、これが大正解。家庭でもとても美味しいアイスクリームが作れるし、表紙のカバーもとても可愛い。
2013年3月には同じくサンフランシスコのアラモスクエア近くに、もう一店舗バイライト・マーケット & バイライト・クリーマリーがオープンして、サンフランシスコで2店舗となった。下の写真はアラモスクエアの新店舗の写真。やはりここのアイスクリームはサンフランシスコで不動の人気を誇っている。個人的には、ハンフリースロコム(Humphry Slocombe)のアイスクリームも大好きなので、甲乙付け難いところだ。
2014年6月アップデート:シングルの料金が3.5ドルから4ドルへ、ダブルの料金が5ドルから5.75ドルに値上がりしたことに伴い、コストパフォーマンス等の点数補正。
SF BiteBite’s評価(総合84点)
味 36点(40点満点)
コストパフォーマンス 17点(20点満点)
サービス 8点(10点満点)
雰囲気 8点(10点満点)
独創性 8点(10点満点)
清潔感 7点(10点満点)
Bi-Rite Creamery(サンフランシスコ・ミッション地区)
http://biritecreamery.com/
3692 18TH ST.
San Francisco, CA
(415) 626-5600
Sun-Thurs : 11am-10pm
Fri-Sat : 11am-11pm
アラモスクエア店
550 Divisadero St
San Francisco, CA 94117
Daily 9am-9pm