1760/セブンティーン・シックスティ(イタリアン)総合78点

サンフランシスコ屈指のイタリアンの姉妹店

このところレストランのオープンが続いているサンフランシスコ。中でも2013年9月にオープンした、1760は多くの期待を集め、予約が取りにくい人気店に成長しているお店だ。なぜなら、1760はサンフランシスコで25年もの間、高級イタリアンレストランとして名を馳せて来たミシュラン1つ星の名店、アクエレッロ(Acquerello)のチームがオープンさせたカジュアルバージョンの姉妹店だからだ。最近サンフランシスコでは、一流店のオーナーシェフがこういった姉妹店を出店する動きが急加速している。
1760-insiedeお店の名前は店の住所(1760 Polk St)を取って来たもので、本店のアクエレッロから数ブロック離れたところにある。店内はチャコールグレーの壁に、オープンキッチンとバーがあるミニマムなデザイン。 5時15分しか予約が取れなかったため、その時間に行ったところ、6時まではハッピアワーをやっていた。ドリンクが2−3ドル引き、おつまみも3ドル引きくらいになっていた。
1760-cocktailカクテル 7ドル(Gin. Strega. dry vermouth. $7)
ハッピーアワーのカクテルから。グラスがやや小さめで、ジンがかなり入った濃いめのカクテル。お酒っぽすぎて、バランスが悪い。

写真取り忘れ
赤ワイン 7ドル(Marcel Lapierre, Vin de France Gamay ‘Raisins Gaulois’ 2012 $7)
こちらもハッピアワー価格で通常(9ドル)の2ドル引きだった。ガメイ種の葡萄を使ったフランス・ブルゴーニュ産のワイン。軽めのリフレッシングなタッチで、スムーズな飲み口。
1760-cucumberカクテルジュース 5ドル(non-alcohol cocktail $5)
ノンアルコールのカクテルをリクエストしたところ、こちらのキュウリベースのものを作ってくれた。さっぱりしていて、お味の方はやはりキュウリ。
1760-appleお通しで出されたシロップ漬けりんご。
1760-olivesオリーブのマリネ 3ドル(Marinated Olives $3)
ハッピアワーのおつまみ。レモンの酸味が効いていて美味しい。
1760-shishitoシシトウ 6ドル(Shishito Peppers $6)
こちらもハッピアワーのおつまみで、ハッピアワーを過ぎると9ドル。焼いたシシトウを、細かく刻んだオリーブのマリネと、たっぷりのヘーゼルナッツとで和えてある。味付けに醤油を使っているような味で、なんだか馴染みやすくて箸が進む。
1760-brussel芽キャベツ 6ドル(Brussels Sprouts $6)
こちらもハッピアワーのもので、過ぎると9ドルになる。芽キャベツをフライにしたものと、クリスピーに揚げたオニオンに、複数のハーブがかけられている。このおつまみも美味しかった。
1760-caviar一口キャビアのプレート 24ドル(Caviar. Hokkaido scallop tartare $8×3)
北海道産の帆立に、ウニとキャビアをのせた一口サイズのもの。今回3人での訪問だったので、1人8ドルで24ドル。ウニはあまり新鮮じゃない感じで、苦味がある。日本で新鮮かつお値打ちな帆立やウニを食べ慣れている日本人にとっては、うーんという感じだろう。
1760-crab-pastaマカロニ 19ドル(Maccheroni. dungeness crab $19)
サンフランシスコの名産のダンジネスクラブという蟹を使ったマカロニパスタ。通常バジルとパルメザンやペコリーノロマーノチーズを使って作るバジルペーストソースだが、これはバジルの代わりに青葱と青唐辛子を使って作っているようだ。意外と辛くなく、レモンをたっぷりしぼってあるので、その味の方が強い。パスタの麺はモチモチしていて美味しいが、レモンの酸味が強過ぎて蟹の味や旨味を感じない。
1760-pastaカヴァテッリ 19ドル(Cavatelli. 48 hour lamb shoulder $19)
カヴァテッリという言葉が何なのか分からなかったが、『48 hour lamb』という言葉に惹かれて注文してみたらパスタだった。カヴェテッリとはシチリア地方の手打ちパスタのようだ。『48 hour lamb』に惹かれて注文した私としては、見た目からして非常に残念。味付けはローズマリーオイル。食べてみた結果としても、味付けが薄くて、かつ具が無くて、単にシンプルな手打ちパスタを食べているような感じ。注文しなければ良かった。
1760-octopusクリスピーオクトパス 18ドル(Crispy Octopus $18)
一番底辺にアボカドのピューレがあって、その上にタコとポテトとピーナッツが乗っている。クリスピーオクトパスとのことだが、クリスピーというよりパサパサ。見た目が何となく美しいだけで、味としては印象に残らない品だった。
1760-ice-creamヨーグルトアイスクリーム 5ドル(Intermezzo $5)
ヨーグルトアイスクリームの下はルバーブのコンポートといちごのグラニタ。あっさりしたヨーグルトアイスクリームは美味しいがちょっと物足りない感じ。
1760-chocolateミルクチョコレートガナッシュ 10ドル(Milk Chocolate Ganache $10)
アーティスティックに形取られたミルクチョコレートガナッシュに、ヒッコリーの木の抽出液を使ったアイスクリームとマシュマロが添えられている。美味しい。

おつまみとデザートは美味しかったが、それ以外のパスタやメイン料理はイマイチだった。手打ちパスタも、麺自体はモチモチしていて美味しいのだが、ソースや全体のバランス感を考えるとフラワー+ウォーター(Flour+Water)には遠く及ばない。メニューが、前菜・パスタ・メインと分かれておらず、約20品のメニューが何のテーマも無く、全て1つの団子になってしまっており、かつメインとパスタがランダムで登場するのも紛らわしくて嫌だった。メニューには材料の羅列があるだけなので、これでは前菜・パスタ・メインときちんと順立てて食事をしたい人には向かない。

アクエレッロの姉妹店ということで期待して訪問したせいもあって、がっかりした。ハッピアワーのおつまみは安くて美味しかったので、それだけならもう一度行っても良いが、それ意外はもう一度食べたいと思うものは無かった。毎週月曜はシャンパンのボトルが全て20%オフをやっているようだ。

SF BiteBite’s評価(総合78点)

味 28点(40点満点)
コストパフォーマンス 16点(20点満点)
サービス 8点(10点満点)
雰囲気 9点(10点満点)
独創性 7点(10点満点)
清潔感 10点(10点満点)

1760(サンフランシスコ・ノブヒル地区)

http://www.1760sf.com/
1760 Polk St
San Francisco, CA 94109
(415) 359-1212
Sun – Wed 5:00 pm – 10:00 pm
Thu – Sat 5:00 pm – 11:00 pm
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