A16/エー・シックスティーン(イタリアン)総合81点

東京にも出店中のイタリアンレストランの本店

a16-ent今から10年前の2004年にサンフランシスコのマリーナ地区にオープンした、南イタリアのカンパーニャ地方をベースとして、カリフォルニアの要素(オーガニック、地産地消)を取り入れたイタリアンレストラン。東京の丸の内ブリックスクエアにも出店しているので、ご存知の方もいるかもしれない。レンガ造りの建物の外観は、ブリックスクエアと共通。店名の「A16」は、カンパーニャ州ナポリから走るハイウェイの、A16号線に由来しているようだ。

オーナーはシェリー(Shelley Lindgren)氏という女性。彼女は全米でベスト・ニュー・ソムリエ賞の受賞歴を持つソムリエで、A16の他にもサンフランシスコの人気イタリアンレストランのSPQR(こちらはミシュラン1つ星)のオーナーでもある。シェフ兼オーナーというパターンが多い中、ワインディレクター兼オーナーというのは珍しいパターンだ。

a16-wine-bar店内入って直ぐのバーカウンターにはワインボトルが所狭しと並ぶ。A16はソムリエ出身のオーナーらしく、秀逸なワインリストでも有名。グラスワインは40種を揃え、ハーフボトル量をカラフェで提供しているのは嬉しい。ワインリストは60%がイタリア(主に南)、40%がニューワールドとのことで、カリフォルニアワインの品揃えもかなり豊富。イタリアワイン/カリフォルニアワインに詳しくない場合もソムリエが的確なアドバイスをくれるようだ。

a16-wine-by-glass2013年には、サンフランシスコの対岸のオークランドにA16の2号店を出店した。それがかなり評判が良く、美味しいといった話をよく聞いていたので今回はサンフランシスコの方に来てみた。

a16-inside訪問は土曜日のブランチタイム。ブランチの時間帯に、人気店に行くと行列必須なサンフランシスコのブランチ事情なのだが、ここはブランチメニューをやっておらず通常のランチメニューのため、混雑していない。私は特にブランチにこだわっているわけではないので、混んでなくて丁度いい。

a16-kitchenキッチン横を通ると、食欲をそそるいい匂いがふんわり漂う。薪を使ったピッツア釜が見える。

a16-burrataブラータと生ハム 15ドル(burrata, prosciutto di parma $15)
ブラータはモッツアレラチーズに生クリームを足してマイルドに仕上げたチーズ。ほのかな酸味とクリーミーさがいい感じ。ブラータのみの場合は12ドルで生ハムを足すと15ドルとなる。生ハムはパルマ産のものを使っていて、もちろん美味しい。

a16-cavatelliカバテッリ 14ドル(Cavatelli $14)
こちらはハーフポーションで、フルだと22ドルとなっている。見た目は何の変哲もないパスタだが、この麺が驚く程もちもちしていてとても美味しい。ソースはスパイシーめなアラビアータで、こちらも美味しくて、パンにディップしたくなったので、パンを追加で貰ったくらい。

a16-breadリクエストすると貰えるパン。

a16-pizzaサルシッテャのピッツア 19ドル(salsiccia pizza $19)
豚のミンチとフェンネル等のスパイスから作るサルシッチャというソーセージをトッピングしたピッツア。サルシッチャは私も自宅で作るお気に入りのソーセージ。カットされた状態でサーブされるのではなく、ハサミを渡されて自分達で切る格好となっていた。
薄くて、外側がパリっとした感じのナポリピッツア。モチモチ系が好きなので、この生地はそんなに好みではなかった。通常サルシッチャピッツアをオーダーすると、トマトソースのベースになっているのだが、これは特にソースがなく、生地に直接具がのっているだけというのも、ちょっとパサついてあまり好みではなかった。

a16-hash豚のコンフィトゥーラハッシュ 15ドル(Pork confitura hash $15)
コンフィトゥーラというのはジャムという意味で、豚をジャムで漬けてローストしたみたいなイメージだろうか。その豚肉を細切りにして、ポテト、シシトウ等とごちゃまぜにし、卵をトッピングしたもの。ハッシュとは、細切り肉、ポテト、スパイス等をごちゃ混ぜにした、アメリカでよくある朝ごはんの一種である。
a16-hash2中はこんな感じで、シシトウと、チリオイルの効果でスパイシーな仕上がりになっている。一口目を食べた時よりも、二口目、三口目と何だかくせになる味。

日本のA16のホームページに書かれている、”カリフォルニアで最高の人気を誇る”というのは、若干誇張表現だとは思うが、それでもピッツア以外は美味しく、特にパスタのモチモチ具合はかなり気に入った。次はオークランドの新店に行って見るか、前から食べてみたいと思っていたイカ墨のパスタがあるタイミングを狙って(今回は聞いてみたが無かった。ランチとディナーの価格は同じだが、ディナーの方がメニュー数が多いので、ディナーでの訪問が良いかもしれない)再訪したいと思った。


A16から新しく出たこの本は最近の私のイタリアンクッキングのお供。リコッタチーズのニョッキや、バジルのペーストをのせたサーモンのローストなど、多少手はかかるが美味しいディナーが作れる良い本だ。

SF BiteBite’s評価(総合81点)

味 33点(40点満点)
コストパフォーマンス 15点(20点満点)
サービス 8点(10点満点)
雰囲気 8点(10点満点)
独創性 8点(10点満点)
清潔感 9点(10点満点)

A 16(サンフランシスコ・マリーナ地区)

http://www.a16sf.com/
2355 Chestnut St
San Francisco, CA 94123
Phone number (415) 771-2216
予約はこちら
ランチ
Wed – Sun 11:30 am – 2:30 pm
ディナー
Sun – Thu 5:30 pm – 10:00 pm
Fri, Sat 5:30 pm – 11:00 pm

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